ロンドン単独個展
花を活けている時、アート作品を創っている時は「勝手に手が動く」としか言いようの無い、なんとも説明がつかない感覚になっていることが多いです。
その中でも「個展」はその際たるものであったと今でも振り返ります。
日々のお仕事の中では「人の想いを汲み取り形にする」事が多いのですが、個展は純粋に自己表現の場なので、より己との対話の中で成り立っていると感じます。
特にロンドン!無計画とも言えるような状態で突如開催の運びとなった個展でした。
時・人・場所 その全てが数奇な巡り合わせで重なり合い、自分でも何故いまここで手を動かしているのか良く分からないままに・・・ロンドンの空気、通りすがりにのぞいてくれる街の人々とその反応。
ただひたすらに心地良かったです。
何も宣伝した訳では無いのに、口コミで「ネイバー誌」が取材に来て取り上げてくれた時の感動は今でも宝物です。
まだ若く、未熟ともいえるしパワフルであったとも思います。
長く同じ業界にいると、時には自分の軸がぶれそうになり危うく感じる事もあります。
そんな時には「自分と作品と観客」三位一体ぴったりピントが合ったあの瞬間を振り返り、今もパワーを湧き起こすのです。
表現者である以上、自己表現である個展を開催し己を全開に開放してあげたいと願うのです。
空間装飾クリエイター・フラワーデザイナー TAKAI YOSHIKO
中学生の頃より生け花を学び始め、以来30年に渡り花への造詣を深める。
1993年にテレビセット装飾会社に入社し、数々のテレビドラマ、バラエティー番組、CM、舞台装飾等の分野で活躍する。
もっと自分自身の自由な表現をしたいとの強い思いに駆られ2005年に独立。
2019年には優秀美術賞を含む日本アカデミー賞最多12部門を受賞した映画『翔んで埼玉』の花空間演出を任される。
空間装飾・花演出、それは、その空間にいる⽅が幸せな気持ちで時を過ごせるお⼿伝いすること。
花をはじめとする植物や1点もののオリジナルのアイテムを⽤いて、
思わず笑顔になれるような、ずっと⼼に残してもらえるような空間づくりを⼤切にしています。
空間装飾は、決してその場の主役ではありません。
様々な⼈や思いが詰まったその場所がさらに理想の空間となるよう、
お客様のイメージをお聞かせいただきながら、
お客様とともにデザインを創造し、組み⽴てていきます。
他、実績多数あります。お問い合わせはお気軽にこちらまで。