映画「翔んで埼玉」(魔夜峰央氏原作)
花空間総合演出・装飾ができるまで
空間装飾クリエイター・フラワーデザイナー TAKAI YOSHIKO

想いを彩りカタチにするまで 〜tresco style〜
彩る。咲かせる。続く。

私たちがカタチ創る作品たちは唯一無二の存在であり、
時としてバラシ(解体)という形で消えていくこともあり、寂しくもあります。

けれど
その度に誰かの心に残してもらえる。そしてそれ以上のものを、次回また次回へと創り上げていくことで・・・作品は活き続けられるのだと思っています。

dosco®ブランドとして世を彩り、trescoとしてさらに感動を咲かせるお仕事をこれからも続けていきます!

(1)初顔合わせ&ヒアリング
〜ヒントから見えてくる唯一無二の作品創り

まずは監督さんやセットデザイナーさんと方向性を共有します。心をひとつに作品を作り上げるスタートです!

映画・TV・舞台などには「監督」のほかに「空間全体の絵を描くセットデザイナー」が存在しています。
台本を深く読み込み、登場人物やストーリー展開を細部まで把握したうえで制作に取り掛かります。
私たち花空間装飾(美術というカテゴリー)が一番大切にすべきなのは「いかに監督さんやセットデザイナーさんのイメージを具現化するか」であると考えています。
そして、今回の魔夜峰央氏原作の映画「翔んで埼玉」で一番こだわりを持って求められたのは絶対的に「生花の薔薇」です。
使用したバラの本数はなんと10000万本以上!!
私も長年に渡り多くの現場に携わって参りましたが、薔薇だけでここまでの本数を使用したのは今回がはじめてかもしれません・・・。
作品作りに対する情熱を受けて武者震いします。

私たちが創る「花空間」や「オブジェ・装飾」は、役者さんを引き立てる脇役中の脇役です。
その大前提を踏まえながらも、それだけに留まらず「作品の世界感を豊かに表現する価値のある名脇役」を目指し取り組んでいます。
お花がその存在感で表情を持ち、主役を高める。そんな「花の名優」を飾ります。

(2)カタチ(想い)の確認作業
〜具体的な素材の提示

つぎに共有したイメージを具体的に絵に興す作業です。各方面のプロフェッショナルが意見を出し合い、作品が形を創りはじめます。

ロケハンと呼ばれる「現地・現場の確認」はとても大切です。
直接撮影場所まで赴き構想を練ります。また、テレビ局内や制作会社へ伺いデザイン画を頂きます。
セットデザイナーさんと「図面・パース・セットイメージ画」等を前に擦り合わせを行いながら、何が必要で何が要らないか・・・見極めの目が光ります。
スペース・大きさ・イメージ・色 etcetc。
多方向に視点を向け具体的に組み上げていきます。

プロ同士のアイデア出しはとても実のある作業です。
他のスタッフさんも交え「こんな感じ?あんな感じ?」と一丸となって取り組みます。
より良い作品作りの為に、私たちも様々な提案を織り込みます。
誰も思いつかない様なひらめきを提供できるよう、日々から感性を磨くよう心掛けております。

(3) カタチ(想い)のスタンバイ
〜準備が一番大変

そして作業開始!本番に向けて入念に下準備作業を行います。
ここでどれだけ精魂こめて整えるかが、本番でのクオリティを高める大切なポイントです!

仕入時間の調整・お花の水揚げ作業・オアシス(活ける道具)の確保・人の手配・小道具さんとのすり合わせ(撮影で使用する花瓶など)。
目に見えない事前の準備を上げたら限りがありません。
それは決して私たちだけでなく、作品に携わる全てのチームが入念に事前下準備に打ち込みます。
すべては最高の作品を共に創るために!

私たちが扱う「生花」は生きています。
いのち在るものを思い通りに操るのはとても繊細な手配が必要です。
まして撮影現場は熱い熱気に包まれている上に、多くのライトで暑くなっています。
いつもと違う環境にお花たちは耐えられずすぐに元気を無くしてしまいます。
それらをどれだけフォローするかがプロの腕の見せ所。
長年の経験を生かした事前準備があって初めて本番を鮮やかに彩ることが可能になるのです。

(4)カタチ(想い)の表現(納品)
〜ロケ本番当日

いよいよ本番当日!!
ここまできたら待ったなし。一番必要なのは体力と根性です。
万全の体調で時間に余裕をもって現場に臨みます。

これまで培ってきたイメージを次々と形に変えて造り上げていきます。
この場でも更により良いものを目指し、打ち合わせに無いものを提案し合い咄嗟の判断で変更になる事もあります。
撮影で大切なのはインスピレーションとスピード感!
時間が無い中でも手抜きせずリズムに乗ってノンストップで作業を続けていきます。
時に現場は長引くものです。
命あるお花を長時間に渡り瑞々しく保つことも私たちの使命です。

セットデザイナーさんの了承を得て飾りの完成です。
ここではじめて「イメージ」が「カタチ」に。
そして役者さん達により作品の世界が動き出します。
監督さんからの「OK」の声に毎回果てしない安堵感と得難い達成感に包まれます。

trescoの創る空間装飾・花演出

trescoの創る空間装飾・花演出、それは、その空間にいる方が幸せな気持ちで時を過ごせるお手伝いすること。
花をはじめとする植物や1点もののオリジナルのアイテムを用いて、思わず笑顔になれるような、ずっと心に残してもらえるような空間づくりを大切にしています。

空間装飾は、決してその場の主役ではありません。様々な人や思いが詰まったその場所がさらに理想の空間となるよう、お客様のイメージをお聞かせいただきながら、お客様とともにデザインを創造し、組み立てていきます。
他、実績多数あります。空間装飾に関するお問い合わせはお気軽にこちらまで。

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